最近では、FXのレバレッジ(てこの応用)が
100倍、中には、300倍という
とんでもなく高いレバレッジを勧めている
情報起業家とかFX業者がおりますが、
300倍と言うと、35〜40万円の資金で、
約1億円、つまり100万ドルという
多額の外貨を運用できてしまうということになります。
100倍とか300倍までにレバレッジを高くしてFXを展開しては、
確実に利益を得るために絶対に欠かすことのできない
『リスクコントロール』ができるはずもありません。
仮に、
40万円の元手で、レバレッジ300倍で、
100万ドルの運用をした場合を考えみましょう。
FX取引の場合、
元金に対して30%(FX業者によって異なります)の含み損が発生した時点で、
含み損と同額となる預託金(追加証拠金)を入金するか、
もしくは追加証拠金が入金ができなければ、
その場で、ロスカット(マイナス決済)をせざるを得なくなります。
40万円の30%ということは、
含み損が12万円になった時点で、
追加証拠金を入れるかロスカットの選択をせざるを得なくなりますが、
40万円の300倍で100万ドル運用のケースでは、
為替レートがわずか12銭だけ円高になってしまったら、
その時点で実質12万円の含み損となって、
追加証拠金を入金できなければ、
ロスカットをせざるを得なくなって損失が確定してしまうのです。
12銭の円高になることは、一日に何度もあることなので、
それでは、資産を殖やすためではなくて、
資産を減らすためにFX取引を行なうようなものです。
言い方を変えると、
地雷がたくさん埋まった平原に、
無防備の状態で飛び出していくようなものです。
幸せwin!のホームページを訪れたあなたには、
そのような無謀な行為は絶対にして欲しくはありません。
確かに、
高いレバレッジの運用でも、
一時的には勝てることはあります。
けれども、
勝率100%は夢のまた夢となり、
いつの日か必ず痛い思いをすることになるので、
高すぎるレバレッジでFXを展開してはならないんです。
FXで資産を殖やすために大切なことは、
万全なリスクコントロールの元に、
決してロスカットなどすることなく、
着実に堅実に、それでいて高い利益率を得て
お手元の大切な資金を確実に殖やして行くことに尽きます。
ちなみに、
適正なレバレッジは、
15倍〜20倍と捉えておいて下さい。